深層意識とは

心には「表面意識」と「深層意識」があります。

「表面意識」は普段自覚できる意識。
選択と決断が主な役割です。心全体を氷山に喩えるなら、この部分はほんの氷山の一角にしか過ぎず、全体のおよそ１０％と言われています。

「深層意識」は自覚することが難しく、なかなか表に出ることのない意識。過去の経験などはここにストックされていて、記憶の倉庫のような役割です。深層意識の占める割合は、心全体の９０％とも言われ、思考・感情・行動に大きな影響を与えています。

たとえば、表面意識では「自分らしく生きたい」と思っていても、深層意識にブレーキをかける原因があったとしたらどうでしょうか？  

先程の割合で考えてみると、「表面意識」対「深層意識」＝１：９
表面意識の思いは、その９倍の深層意識の力によって常に押し切られがちなのです。

一般的な心理カウンセリングは、対話によってクライアントから様々な情報を引き出していきます。問題の原因が表面意識上にあるのならば、対話でも十分解決できるでしょう。

しかし、深層意識の中であれば、それに気づくことは容易ではありません。
問題の根本原因を知るには、氷山の一角だけでなく水面下も含めて包括的にとらえる必要があるのです。
ＣＯＣＯＲＯでは、特に「深層意識」をひも解くことを重要視し、またそれを可能にするセラピーに力を入れて行っています。

セラピーは、足し算でなく引き算です。
「自分らしく生きるにはどうすればよいか？」と模索する前に「自分らしく生きられない理由」を明確化させることが鍵となります。

深層意識をひも解いてネガティブなものをひとつずつ手放していくことで、思考・感情・行動・現実が徐々に変化していくことでしょう。