無感動・無感情

私たちは、生活・文化の中で『抑圧』体質になってしまっているのです。
たしかに人間関係において思うことを全て相手に伝えることはベターではありません。
思いの丈をぶつけてしまえば築いた信頼関係を崩してしまいとりかえしのつかないことになってしまうこともあるからです。
我慢しなければいけない場面もあるのが人間社会。
しかし四六時中そうしなければいけないワケではありません。
もし長期間、ネガティブを『抑圧』してしまえばある問題へと発展するでしょう。
それは、ポジティブの『抑圧』。

たとえば、一時間ずっと正座をしていたとします。ほとんどの人は足が痺れてしまうでしょう。この状態になってしまえば強くつねっても、痛みを感じません。また、くすぐられても
何も感じないと思います。
感覚がマヒしているのでどんな刺激にも反応することはないです。
『抑圧』とは感覚をマヒさせること。
ネガティブが感じなくなるのと同時にポジティブに対しても感覚を失ってしまうのです。
その先にあるのは、『無感動・無感情』。
人の心が最も落ちたときの状態…。